2013年、年の初めに北大路魯山人の「料理の第一歩」を読んで。
みなさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいします。
毎日facebookに食べ物の写真ばかり上げている私、
Kindle Paperwhiteではもっぱら青空文庫の北大路魯山人ばかり読んでいます。
そんな料理に対するウンチクあふれる魯山人による
「料理の第一歩」というタイトルの文章を見つけ、
"これは押さえとかないと"思い読み始めたら
これがホント、不思議な文章でした。
出だしはこんな感じ、
一人の男がいた。女房が去った後は独りで暮らしていた。その男はこんなことを考えた。
あれ、出汁だの素材だのの話しはどこに行った? という感じで。
(とても短い文章なので、引用するとそのほとんどが終わってしまうので、
ぜひ一度読んでみてください。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/50009_37764.html
※こちらに全文あります。)
読み進めていくとこれ、"料理"の話だけでなく、すべてのことにあてはまることが書かれている。(うーん、魯山人侮れない)
おいしく料理をつくりたいと思う心と、おいしい料理をつくるということは、似ているが同じではない。
こんな一節があるが、この「おいしい料理」のところを「よりよい社会」に差し替えても同じことがいえる。世の中に対して批判ばかりで、自分ではなにも実行していない頭だっかちな人間を痛烈に皮肉った話が書かれているのである。
私は「料理の第一歩」を読んで、ここに書かれている2つのポイントを
今年の、そしてこれから生きていく上での指針にしようと思いました。
1 まずは論より実行。
2 そして 「やりたい」と思ったら「やりとげよう」。
以上、私の2013年の所信表明とさせていただきます。
- 作者: 北大路魯山人
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: Amazon.co.jp
- 発売日: 2012/11/19
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 36人 クリック: 10,556回
- この商品を含むブログ (134件) を見る