日曜昼のお楽しみ「男子ごはん」からの「食べコレ」を見て、昭和の有名(?)CM「私作る人、僕食べる人」を思い出す。
ケンタロウさんの時から、そしてケンタロウさんの友人の栗原心平さんにバトンタッチしてからも、大好きで毎週のように見ている「男子ごはん」(日曜11時25分から11時55分 テレビ東京)http://www.tv-tokyo.co.jp/danshigohan/
2008年から始まったこの番組。TOKIOの国分太一と料理研究家のケンタロウが、まさに"男子"って感じで、バカ話をしつつ、じゃれ合いながら料理を作る番組。
その当時はまだ「男子」っ言葉はそれほど一般的ではなかったけれど、このあと「スイーツ男子」とか「料理男子」とかいろいろと言われ出した、そのきっかけの一つ。
そのままダラダラみていたら、なんと2011年の10月から、そのまま続いて
「食べコレ(日曜11時55分から12時25分 テレビ東京)」http://www.tv-tokyo.co.jp/official/tabecolle/というゆるいグルメ番組がスタート。
「男子ごはん」のテレビ番組としての完成度のすばらしいプロの番組に対して、「食べコレ」は最近のバラエティ番組によくある、"つっこみどころ"が多い番組です。
最初は女性タレントさんか、芸人さんが自分の食べたいものを1つだけ選べる的な、よくわからないルールでしたが、最近はクイズに答えて、あたった人が食べられるというのが、基本フォーマットになりました。でもよくルールがかわります。
この番組、アプリがあって、どちらかというとアプリのための番組かなって思ったり、思わなかったり。
ただ、この番組をみてふと思い出したのが、
ハウス食品のコマーシャルで有名になった
「私作る人、僕食べる人」というコピー。
「 私作る人、僕食べる人」の会話を使ったシャンメンのCMが婦人団体から「女性蔑視」とクレームがつき、放映中止。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E9%A3%9F%E5%93%81 より
あれから約40年が経ち、世の中のカタチだけで見ると
「私作る人、僕食べる人」から逆転し「僕作る人、私食べる人」になっています。
「男子ごはん」では男性がまさにごはんを作り、「食べコレ」では女性が主に食べる役として登場します。
また「食べコレ」は基本、男性が料理に詳しく女性はあまり料理に関して詳しくないというパターン。たとえばキャイ〜ンの天野君とか、TAKE2の東貴博さんとかが、グルメに関するウンチクを話して、女性ゲストはとんちんかんな答えをするというもの。
「男子ごはん」がせっかく男子女子の垣根をとっぱらって、料理の楽しさを伝えている画期的な番組なのに対して、「食べコレ」はグルメ番組としてもバラエティ番組としてもちょっと中途半端な感じです。
- 作者: ケンタロウ,国分太一
- 出版社/メーカー: M.Co.(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/04/20
- メディア: 単行本
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