arai0903の日記

毎日美味しい食べ物のことを考えながら、東京の街をさまよっています!

被災地支援団体aoSORAnt (あおぞらん)="美味しい食べもの届けたい!"から始まったボランティア!  1万食を超える「青空レストラン」のメニューから見えてくるものとは?

 

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上の写真は「aoSORAnt (あおぞらん)」(前「美味しい食べもの届け隊」)https://www.facebook.com/aoSORAntという被災地支援団体が、2011年5月から2012年12月までの間、被災地である宮城や岩手で実施した、"青空レストラン"でのメニューの一部です。

(宮城で44回6800食、岩手で9回3850食 計53回10650食)。

 

 

2月7日の夜にその事務局代表の青田泰明さんによる「食の支援から見えたこと」という題で行われた東北支援に関する報告会に出席してきました。

 

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いままで行ってきた活動に関する報告の後、 食の支援を通じて感じた被災地が抱える問題点を青田さんは以下のようにあげられていました。

   

 

1.地域共同体の再生 →仮設住宅内の凝集性が低い。一仮設住宅での自治会の機能不全。

2.心の周縁化 →「忘れられてしまった」という被災者感情。

3.空洞化する仮設住宅 →経済的な面から新規住宅に移れず、仮設住宅に取り残される人たちの存在とその後。

4.男性性の壁 →県外からの支援に対する、男性特有の恥ずかしさ・うしろめたさ・劣等感。

5.在宅避難地域の疎外感 →「被災したのに支援されない」という在宅避難地域の人たちの二重の被差別意識。

 

 

そんな中、"美味しいものを食べられる"という「青空レストラン」は、老若男女問わず参加できるイベントとして抜群の"集客力"がある。

その強みを生かして、これからも支援を続けていきたいと話されていました。

 

 

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 私が凄いなと思ったのは「青空レストラン」出されている メニューが丁寧に盛りつけがされ、豪華なメインあり、デザートがあり、スープがありと、本当にきちんと手間がかかったものであるということ。 

 

そこには"美味しいもの"を食べてほしいという、作り手の温かい心のこもったものであることが写真から伝わってきます。

 

ああ 本当に

食は人を良くする=幸せにするんだな

と感じさせてくれます。

 

これって、普段行くレストランでも同じなんでしょうね。

「aoSORAnt (あおぞらん)」に参加されたことのあるレストランに行けばきっと美味しいものが食べられる!

 

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それはきっとミシュランの星や、食べログの評価よりも、ある意味私にとっては信頼できるものである、そう思った夜でした。

 

 

※被災地支援団体aoSORAnt (あおぞらん)では随時寄付を募集されています。

【ゆうちょ銀行からのお振込みの場合】(記号)10140(番号)45177361 【ゆうちょ銀行以外の金融機関からのお振込みの場合】(店名)〇一八(店番)018(預金種目)普通貯金(番号)4517736(口座名)被災地支援団体aoSORAnt

詳しい活動などについてはfacebookページをご覧になってください。

https://www.facebook.com/aoSORAnt/

 

※この東北の支援活動に関する報告会の1部は

オックスファムジャパン ジェンダーアドバイザー(震災支援)大崎麻子さんによる、東北の「ひとり親支援」から見えてきた、本当の課題~ひとりひとりが希望を持てる復興支援とは? でした。

https://www.facebook.com/events/436782089729121/