arai0903の日記

毎日美味しい食べ物のことを考えながら、東京の街をさまよっています!

「出張料理人が教える 本当に使えるおもてなし本」は単なるレシピ本にあらず! 本当の"おもてなし"を教えてくれる指南書

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出張料理人として、いまテレビ・雑誌で人気沸騰中のマカロン由香さんの出版披露発表会に行ってきました。

会場は、ミーレ・センター 表参道
http://www.miele.co.jp/jp/domestic/aboutus_gallery.htm
ミーレさんは、掃除機、食器洗い機、エスプレッソマシーンなどを取り扱っていらっしゃるドイツのメーカーさんです。

まずはマカロンさんのお話から。

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おもてなしを成功させるための黄金ルールの4カ条

1.準備は3日前から始める
2.初めて作る料理は絶対出さない
3.スタートから前菜までに80%のエネルギーをかける
4.花やデザートは最低限の手間で

  

また、初心者向けのおもてなし料理の基本は

前菜→サラダとパン→メインの3ステップ  で。

などなどためになるお話がきけました。

特に印象的だったのは、マカロンさんの異色のプロフィール(日本女子大学家政学部児童学科卒業後、教育業に従事) に関係することで、出張料理と児童教育との共通点についてのお話。

ひと言が書くにはとてもニュアンスが難しいですが、"相手の気持ちを上手に表現してあげる"というか、"くみ取る"というか、"一緒に作り上げる"というか、そんな話


奥が深いです。

 


そのあとに試食会と懇親会でした。

凄い人だかりでいろいろな方がいらっしゃいました。
写真はみなさんのブログにおまかせして、

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(http://ameblo.jp/vege-maimai/entry-11491291147.html
より拝借させていただきました。)


私が特に関心したのは、出されるワインとデザートの美味しさでした。

こういった立食パーティでは「? 」というワインがよく出てきます。
(最近は発表会や立食では私はビールか、ウーロン茶しか飲まなくなっちゃいました。)

逆にワインの試飲会では、料理が「?」だったり。

ところがマカロンさんのパーティではスパークリングも、白ワインもとても美味しかったです。

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ドメーヌ・ルボー のブラン・ドゥ・ブランのスパークリング。

りんごの香りが印象的な、シャンパン製法(瓶内発酵)のスパークリング。


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シャトー・レイノン ソーヴィニヨン・ブラン100%。

ボルドー大学今日中デュブルデュー氏が手がける白ワイン。

 

これらは
ミレジムさんからのワインでした。
http://www.millesimes.co.jp/index.shtml

スイーツもそしてパンも美味しかったです。

 


この本のタイトルが"おもてなし本"とあって、おもてなし"料理"本ではないのは、

レシピ以外になにに気を使うのか、どういう流れにすればよいのか、お酒は?
デザートは?  といった空間ブロデュース的、またイベントブロデュース的なハウツーが書かれているからなんですね。

しかもマカロンさん、発表会でのコックコートから、懇親会では黒のシックで華やかなドレスに着替えての登場。

なんかこうして書いているのが、野暮なくらいの"おもてなし"でした。


3.スタートから前菜までに80%のエネルギーをかける


というのは、当日にバタバタとした様子を見せないため、できるだけ準備に時間と労力をかけて、一緒にお客さんとの時間を楽しむのが本当のおもてなしということなんですね。

勉強になります。

これビジネスマンの仕事でも使えます。接待だけでなくプレゼンや会議とかでいろいろと。



いやー、とても楽しませていただきました。
マカロン由香さん、ありがとうございます!

 

 


出張料理人が教える 本当に使えるおもてなし本 (講談社のお料理BOOK)

出張料理人が教える 本当に使えるおもてなし本 (講談社のお料理BOOK)

  • 作者: マカロン由香
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/02/19
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感想をFBに書いたものを下に張っておきます、

 

この本、私がいままで見た料理本、レシピ本のなかでもベスト3に入る良書ですね。

 

1.単なるレシピの紹介ではなく、おもてなしの仕方の実践的なハウツーが詰まっているところ。空間の演出と流れの作り方が書かれている。

2.レシピが実際に作ることを想定して(あまり作ることを想定していないレシピ本とかも多い).前日までの準備と当日やる手順がきちんと分けてあり、より実践的。

3.前菜とサラダと泡モノで最初に驚きを、そしてとっておきのスイーツを買ってきて(ここで手作りのケーキは出さない(≧∇≦)やはりお菓子はプロにかなわないからね)最後に満足感を与える。激しく同感。

そして、見た目が大切。